木下晋
最終更新日:2010年10月22日
10Hから10Bまでの22段階の鉛筆のグラデーションを重ね、肖像画を描く
1980年代に
その軌跡を克明に刻む顔のしわを表すための細密な線描。そして、その人が抱えてきた
人は時に目を背けたくなる現実と向き合いながら、それでも生きていかなければなりません。木下の作品は、生きることの深淵からしみ出るような孤独に耐えながら、それでも力強く生きる勇気を感じさせ、人間存在の本質を強烈に問いかけてきます。
「103年の闘争3」2003
展示
鉛筆画作品を20余点展示します。多摩に暮らし、地域にゆかりのある木下晋の作品を地元の美術館で一堂に紹介するのは初めてのことです。鉛筆画を描くワークショップも開催します。
略歴
1947年 富山県に生まれる
1960年代 中学時代に
1980年代 鉛筆画の制作を始める
2000年 「洲之内コレクション 気まぐれ美術館」三重県立美術館
2001年 「スタンダード展」直島コンテンポラリーアートミュージアム(香川)
2003年 「斉藤真一・木下晋 越後
2004年 「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」森美術館(東京)
2005年 「老い 老いをめぐる美とカタチ展」福島県立博物館
2007年 「線の迷宮2 鉛筆と黒鉛の旋律」目黒区美術館(東京)
2010年 「もうひとつの木下晋 ヒエログリフダイアリー」金沢美術工芸大学 アートギャラリー(石川)
2010年 「瀬戸内国際芸術祭2010」豊島(香川)
お問合せ
このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。
「祈り」1986 富山県立近代美術館蔵
