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2020年9月21日号「東京1964大会その4」

最終更新日:2020年9月24日

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 1964年の東京オリンピック閉幕後の11月8日、車いす使用者を対象とした障害者スポーツの世界大会で、後に第2回パラリンピックとして位置付けられた国際ストーク・マンデビル競技大会が東京で開かれました。

日本人初のパラリンピック金メダル

 日本は、この東京1964大会で初めてパラリンピックに参加し、卓球競技男子ダブルスでの金メダルのほか、9個のメダルを獲得しました。
 金メダルを獲得した、市内在住の渡部藤男さんは、「当時住んでいた内郷市(現いわき市)から東京までは、救急車で移動しました。道路環境が整っておらず移動は大変でした。試合には競技用ではなく、病院の車いすで臨み、家族や同級生が観戦する中、金メダルを獲得することができました。閉会式では、当時皇太子妃であった美智子様からトロフィーを授与され、握手もしていただき感激しました。大会終了後は、地元の方々が盛大に祝賀会を開いてくれました」と語ってくれました。
 渡部さんをはじめとした選手の活躍は、日本に障害者スポーツの普及や、障害者の社会参加の促進をもたらし、大きなレガシーを残す大会になりました。
 当時の記録映像が、東京都公式動画チャンネルの「東京動画」で公開されていますので、ぜひ、ご覧ください。

画像 金メダルを手に当時を振り返る渡部藤男さん
金メダルを手に当時を振り返る渡部藤男さん

画像 閉会式の写真や金メダル
閉会式の写真や金メダル

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広報連載「ラグビーワールドカップ2019&東京2020オリンピック・パラリンピック特集」

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