ひらいてとじて展開図
最終更新日:2023年8月4日
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このページのほか、動画、ダウンロード資料を参考に、ぜひ自分でも試してみましょう。
講師 常見龍太郎(つねみりゅうたろう)
こんにちは。私は彫刻家の常見龍太郎です。主に線香の煙と、貝殻の形を組み合わせた、彫刻作品を作っています。
お仏壇に供えていた線香の煙を見て、貝殻のような形に似ているな
と思ったことがきっかけです。
作品を作る際には、粘土を板状にし、少しずつ繋げていく技法を用いており、今回の展開図の応用編と言えます。
今回は一枚の平らな紙を、切ったり折ったりして、立体を作る方法を紹介します。基本的な作り方を紹介しますので、自由に作品をつくってみてください。
ひらいてとじて展開図
「ひらいてとじて展開図/常見龍太郎」ダウンロード型紙1 (PDF:216KB)
「ひらいてとじて展開図/常見龍太郎」ダウンロード型紙2 (PDF:272KB)
対象
小学3年生くらいから
所要時間
1時間くらいから
内容
紙に展開図を描いて立体をつくろう
材料・道具
【必要なもの】
- 画用紙
- 鉛筆
- 色鉛筆
- 鉛筆削り
- 消しゴム
- はさみ
- 定規を2本
- セロハンテープ
展開図とは?
立体を開いて出来た型紙のことです。
展開図を切って折って組み立てると立体になります。
つくりかた
1. 基準の面を描こう(底の面)
- 完成形をイメージし、どこになにが来るかがわかりやすい面から描きます。
- 定規を2本使って、まっすぐな線を引きます。角度は直角にします。
- 画用紙の真ん中辺りから始めます。(つくりたいものによって異なります。紙に収まるように気を付けられればOKです。)
2. 隣り合う面を描きます(前と後ろ)
- どこにどの面が来るか、気を付けよう。
3. 隣り合う面を描きます(側面2枚)
- 立体にした時につながる辺の長さを同じにしよう。
4. 最後の面を描きます(屋根)
5. 色をつけます
- 切って組み立てる前の方が楽ですよ。
- 上下左右の向きを間違えないように気をつけよう。
- 広い面を塗る時は色鉛筆を寝かせ、線を描く時は立てると良いです。
- 色をつけ終わったら、向きをまちがえていないか確認しよう。
6. はさみで切ります
- 線の通りに切ります。
- 折る所を切らないように気をつけよう。
7. 折り線を折り、セロハンテープでとめます
- 線をきれいに折りたい時は、裏から折り線に定規を当てて、鉛筆などで強めになぞると、折りやすくなります。
8. 完成です
- 同じ形でも、他の絵を描くことでビルなどもできます。色々なものをつくってみよう。
その他作品例です
- 四角と三角を組み合わせることで、例えば家がつくれます。
- こちらは馬です。この展開図はページの上の方からダウンロードできます。馬だけではなく、しまうまや、好きなもよう等、自由に描いてね。
- 展開図をもっと複雑にし、素材を変えることで、宝石のようなものもつくれます。
おわりに
身の回りに目を向けると、四角いものや丸いものなど、さまざまな立体が見られると思います。
あれは展開したらどうなるかなとか、これはどうやったらつくれるかなとか、いろいろ考えてみると面白いかもしれません。
作品の投稿・問合せ先
できあがった作品の画像にタイトルなどの文字(キャプション)をそえて電子メールでお送りいただくと、「アートスタジオ☆WEB」ギャラリーで紹介します。なお、掲載の可否、方法、期間については、当館にお任せください(氏名など個人が特定できる情報は掲載しません)。
府中市美術館 教育普及担当
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電話:042-336-3371 ファックス:042-335-7576
e-mail: bijyutu02@city.fuchu.tokyo.jp
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