生誕130年記念 藤田嗣治展 -東と西を結ぶ絵画-
最終更新日:2016年12月20日
藤田嗣治展 -東と西を結ぶ絵画- 生誕130年記念|府中市美術館(外部サイト)
26歳でパリに渡った
しかし一方で、二つの世界を背負った彼は、両者に引き裂かれるような苦しみも味わいます。パリでの評価を重ねるほどに大きくなる、嫉妬と羨望の入り混じった日本画壇からの反応。さらに、戦後は戦争画制作の責任を問われ、追われるように日本を去ります。そして、フランスでキリスト教に改宗し、晩年は礼拝堂の建設と壁画制作に没頭しました。祖国との間に生まれた深い傷を癒すような祈りにも似た創作の日々を重ね、81歳で没します。
このたびの展覧会では、東西文化の融合と対立に注目しながら藤田の創作の歩みをたどります。華やかな成功に彩られながら、苦しみや葛藤にも満ちた彼の生涯ですが、作品のひとつひとつからは「描くこと」に真摯に向き合った画家の姿が見えてきます。
近年ランス市に寄贈された未公開作品など、国内外の代表作により藤田の作品世界の全貌を紹介します。通常よりも会場規模を拡大し、大作を含むおよそ110点をご覧いただきます。
展覧会概要
会期
2016年10月1日(土曜日)から12月11日(日曜日)まで
休館日
月曜日(10月10日をのぞく)
開館時間
午前10時から午後5時(入場は4時30分まで)
観覧料
一般1000円、高校生・大学生500円、小学生・中学生200円
注記:20名以上の団体料金、前売り料金は、一般800円、高校生・大学生400円、小学生・中学生160円。
注記:前売り券は、9月30日まで府中市美術館、セブン-イレブン、ローソン、ミニストップなどで販売します。
注記:未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料。
注記:牛島記念館もご覧いただけます。
注記:府中市内の小・中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料。
注記:10月9日(日曜日)は、開館記念無料観覧日です。当日は混雑が予想されます。
混雑時には入場制限を行いますので、あらかじめご了承ください。
主催:府中市美術館、東京新聞、NHK
イベント
20分スライドレクチャー
10月2日(日曜日)、10月9日(日曜日)、10月16日(日曜日)、11月5日(土曜日)、11月19日(土曜日)、11月27日(日曜日)、12月11日(日曜日)
午後2時と3時の2回 当館講座室 無料
展覧会講座
10月23日(日曜日)
「壁画から戦争画へ:藤田の大画面作品の意味するもの」深谷克典(名古屋市美術館副館長)
11月13日(日曜日)
「藤田嗣治の描こうとしたもの―モチーフをめぐって」音ゆみ子(当館学芸員)
いずれも午後2時 当館講座室 無料
映画「FOUJITA」上映会(ブルーレイ上映)
10月30日(日曜日)
監督・脚本:小栗康平/主演:オダギリジョー
府中市生涯学習センター講堂(当館より徒歩4分)
〒183-0001 東京都府中市浅間町1-7
午後2時(上映時間126分) 無料 定員250名(要申し込み)
申し込み方法:往復はがきに郵便番号、住所、氏名、電話番号、参加希望人数(2名まで)を記入し、府中市美術館「フジタ係」まで(10月14日消印有効)。申し込み多数の場合は抽選。
ふたつのフジタ展 相互割引
「生誕130年記念 藤田嗣治展 東と西を結ぶ絵画」×「レオナール・フジタとモデルたち」展
本展の鑑賞券(半券可)をDIC川村記念美術館でご提示いただくと、同館の「レオナール・フジタとモデルたち」展(2016年9月17日から2017年1月15日まで)を団体割引料金にてご覧いただけます。また、「レオナール・フジタとモデルたち」展の鑑賞券(半券可)を府中市美術館でご提示いただくと、本展を割引料金(2割引)でご覧いただけます。
*他の割引との併用はできません。
*DIC川村記念美術館 Webサイトはこちら(外部サイト)
図録は完売いたしました
多くの皆さまにご来場いただき、誠にありがとうございます。本展の図録は完売いたしました。購入を希望されるすべての方にお求めいただけない事を、心よりお詫び申し上げます。
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