このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  1. 現在のページ
  2. 府中市美術館
  3. 展覧会
  4. これまでの企画展
  5. 春の江戸絵画まつり へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで


サイトメニューここまで
本文ここから

春の江戸絵画まつり へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで

最終更新日:2019年3月29日

 人は、見事な美しさや完璧な美しさに、大きな感動を覚えます。しかしその一方で、きれいとは言いがたいもの、不格好で不完全なものに心惹かれることもあるでしょう。「へそまがりの心の働き」とでも言ったらよいでしょうか。

 例えば、禅画に描かれた寒山拾得の二人は、不可解さで見る者を引きつけます。また、江戸時代の文人画(ぶんじんが)には、思わず「ヘタウマ?」と言いたくなるような作品があります。文人画(ぶんじんが)の世界では、あえて朴訥に描くことで、汚れのない無垢な心を表現できると考えられていたのです。

 あるいは、徳川家光が描いた《兎図》はどうでしょうか。将軍や殿様が描いた絵には、ときおり見た人が「???」となるような、何と言い表せばよいか困ってしまうような「立派な」作品があります。描き手が超越した存在であることと、関係があるのかもしれません。更に近代にも、子供が描いた絵を手本にして「素朴」にのめり込む画家たちがいました。

 この展覧会では、 中世の禅画から現代のヘタウマまで、 日本の美術史に点在する「へそまがりの心の働き」の成果をご覧いただきます。へそまがりの感性が生んだ、輝かしくも悩ましい作品の数々を眺めれば、日本美術のもう一つの何かが見えてくるかもしれません。

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで(外部サイト)

作品画像 忍頂寺静村 坂田金時図 徳川家光 兎図
【左】忍頂寺静村 《坂田金時図》(部分)  【右】徳川家光 《兎図》(部分)

展覧会概要

会期

2019年3月16日(土曜日)から5月12日(日曜日)まで
前期 3月16日(土曜日)から4月14日(日曜日)
後期 4月16日(火曜日)から5月12日(日曜日)

作品の展示替えを行います。
全作品ではありませんが、大幅な展示替えを行います。
詳しくは当ホームページでご案内します。

休館日

月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火曜日)

開館時間

午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)

観覧料

一般700円(560円)、高校生・大学生350円(280円)、小学生・中学生150円(120円)
注記:( )内は20名以上の団体料金。 
注記:未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料。 
注記:常設展もご覧いただけます。 
注記:府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料。

2度目は半額!
観覧券をお求めいただくと、2度目は半額になる割引券が付いています(本展1回限り有効)。

主催

府中市美術館

20分スライドレクチャー

毎週日曜日
午後2時 午後3時 当館講座室 無料 
各回とも内容は同じものになります。

展覧会講座

へそまがり日本美術―「ゆるさ」から「苦さ」まで

金子信久(当館学芸員)
3月30日(土曜日)
午後2時から
当館1階講座室(無料)
4月27日(土曜日)
午後2時から
当館1階市民ギャラリー(無料)
各回とも内容は同じものになります。

展覧会チラシ

展示予定表

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader が必要です。お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。 Get Adobe Reader

お問合せ

このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。

本文ここまで
以下フッターです
Copyright (c) Fuchu Art Museum. All rights reserved.