2019年8月21日号「平和の祭典」
最終更新日:2019年8月21日
オリンピックは世界的なスポーツの祭典であるとともに、平和の祭典と言われます。スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍など様々な違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でより良い世界の実現に貢献することがオリンピックの意義とされています。
平和の祭典
市では、東京2020大会に向け、この平和の祭典にちなみ、8月1日から8日に「平和の祭典から『平和』を考えるウィーク」を開催しました。
夏休み平和子ども教室では、子どもたちがオリンピック選手に向け、応援メッセージを書いたちょうちんを制作しました。また、平和展では、オリンピック関連資料や平和都市宣言30周年を記念し、広島市からいただいた被爆樹木アオギリ二世の成長の姿のパネルなどを展示しました。
平和のつどい
平和のつどいでは、バルセロナオリンピック柔道金メダルの古賀稔彦さんの講演や映画「夕凪の街~桜の国」の上映を行いました。
古賀さんの講演では、日本の「オリンピック運動の父」といわれ、柔道の普及に努めた嘉納治五郎氏が伝えた「精力善用、自他共栄」の精神が紹介されました。これは、自分の持つ全ての力を社会の良い方向に用い、柔道を通して相手を敬い感謝することで、信頼し助け合う心を育み、自分や他人と共に栄えある世の中にしようとする精神です。今では柔道を通した精神の向上から、世界平和へつながる精神に高められています。古賀さん自身で営む道場でも日頃から子どもたちにも伝えられています。
現在、日本のみならず、世界の多くの柔道選手がこの精神を学んでいます。柔道が世界に広がり、世界の精神向上に、そして世界の平和にも貢献しています。
熱のこもった講演をする古賀さん
子どもたちの思いが詰まっています
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