2020年6月21日号「東京1964大会その1」
最終更新日:2020年6月21日
1964年に東京オリンピックが開催され、日本のみならずアジアでも初めてのオリンピック開催となりました。市は50キロメートル競歩の折り返し地点となりました。今回は当時の様子を振り返ります。
雨中で熱戦、50キロメートル競歩
1964年10月18日、甲州街道を折り返し地点として、50キロメートル競歩が行われました。当日は、あいにくの雨でしたが、競技に先立ち、午前7時からボーイスカウトやガールスカウトなど市内各団体の協力のもと、甲州街道の清掃が実施されました。また、警察署などの協力により、交通規制や警備体制が敷かれました。
日本人選手3人を含む34人の各国選手は、悪天候の中、ゴールを目指して力歩し、その懸命な姿に沿道を埋めた多くの市民は拍手と声援を送りました。先頭から最後尾までの差は約30分あったそうですが、最後の選手が折り返すまで見送っていたそうです。
当時の広報紙を遡ると意外な記事があります。コース周辺の清掃活動などの記事のほか、「犬をつないで!!」という見出しの記事もあります。当時は犬の放し飼いも多かったため、コースに出ないよう広報紙でも案内していました。
東京1964大会終了後には、参加選手の栄誉をたたえて、甲州街道の折り返し地点付近にオリンピック競歩折返記念碑が建てられ、当時の思い出が今でも残り続けています。
雨の中を力歩する選手
オリンピック競歩折返地点記念碑(小金井街道入口交差点付近)
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