原倫太郎公開制作プロセス
最終更新日:2017年10月18日
公開制作71原倫太郎「回転から、はじまる」の制作プロセスをご紹介します。
7月12日(水曜日)
資材等の搬入が完了しました。これから制作が始まります。
さまざまな材料や道具がおかれています。
過去の展示のちらしやパンフレットも見られます。
7月16日(日曜日)
制作が始まりました。部屋の大きさを測りながら、床に図を描いていきます。
室内をメジャーで測ります。
床にテープで印をつけています。
7月17日(月曜日・祝日)
室内の測量が続きます。壁に器具を取り付け、テグス糸を張り始めました。
天井からの高さをメジャーで測ります。
壁の高い位置に器具を取り付けました。
7月23日(日曜日)
壁に自作の器具を取り付け、テグス糸を張っていきます。透明なテグス糸が、部屋に広がっていきます。
壁に折り返しの器具を取り付けます。
白板にポイントをチェックしていきます。
7月29日(日曜日)
部屋を横断するテグス糸のレールが増えていきます。木材を適当な高さに切断し、ベルトに球を乗せて上方に運ぶリフトを製作しました。
テグス糸のレールが増えてきました。
球を上に運ぶリフトを作っています。
8月6日(日曜日)
制作が進み、部屋中に糸が張り巡らされてきました。ときどき、球を転がして見せたりします。
壁にリフトの器具を取り付けます。
試しに球を転がしてみます。
8月12日(土曜日)・13日(日曜日)
張り巡らした糸の上で球を転がします。2つのルートがほぼ完成しました。お客さんが足を止めて眺めます。
糸の上を球が転がり続けます。
木のフレームを吊り下げようと考えます。
8月15日(火曜日)・18日(金曜日)
室内に木枠や車輪などを吊り下げて、不思議な空間を作ってきます。テグス糸の振動が聞こえるようにスピーカーも設置しました。
天井から木枠を吊り下げます。
テグス糸の振動を拾い、音を出すようにします。
8月20日(日曜日)・22日(火曜日)
制作中もカラフルな球を転がしているため、近寄って見に来るお客さんも増えてきました。不思議な空間が生み出されています。
眺めるお客さんに原さんが説明します。
木枠をカラーセロファンで装飾します。
8月24日(木曜日)・27日(日曜日)
さまざまな仕掛けが空間中に作られ、その中を球が駆け巡ります。中央の台や床に引かれた糸は撤去され、完成が近づいているようです。
さまざまな仕掛けが出来てきました。
空間全体を見渡す原さん。
9月9日(土曜日)
室内にボール以外のさまざまな動く作品を設置していきます。部屋の中央には吊るされたパステルが回転するものが作られました。
床にパステルが回転する台を設置します。
子どもたちも空を見上げます。
9月10日(日曜日)
パステルの動きが風を送るファンのスイッチを入れて、フィルムを揺らし、その振動を増幅してスピーカーで流す仕組みなどを作っていきます。視覚だけでなく聴覚にも訴える作品へと発展します。
音響の装置を調整する原さん。
ほぼ完成に近づいた室内の様子。
9月12日(火曜日)
ガラス戸の外に人が近づいたときに作品が動き出すようにするためにセンサーを取り付けました。作品の細かな調整が続きます。
ロビー側にセンサーを取り付けました。
上下するチェーンの床に鏡を設置しました。
9月13日(水曜日)
作品の最終調整を行いました。来館者の方が見守る中、仕上げが完了しました。いよいよ完成です。
道具や材料をきれいに片付けます。
細かい調整も終わり、完成しました。
9月24日(日曜日)
原さん講師によるワークショップ「ファンタスマゴリア」を開催しました。創作室で電球の光と熱を利用して絵が回転する
紙に穴をあけて内側から光らせます。
完成作品は暗い部屋において楽しみました。
10月8日(日曜日)
「市民文化の日」で美術館もにぎわいましたが、公開制作室にもたくさんのお客さんが来場しました。転がる球を不思議そうに見つめます。ガイドを担当する普及員も大活躍です。
原さんが作品の微調整を行います。
普及員のガイドに耳を傾ける観客。
10月15日(日曜日)
講座室でアーティストトーク「動きと変換」を開催しました。今回の作品の解説と、これまでの歩みについて作家がレクチャーしました。
今回の作品について説明します。
過去の作品を写真や映像で紹介します。
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このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。