スポークンワーズプロジェクト公開制作プロセス
最終更新日:2022年11月15日
スポークンワーズプロジェクトの公開制作プロセスを紹介します。
風景の見える服をつくるファッションブランド、spoken words project(スポークンワーズプロジェクト)による公開制作。7月から9月にかけての前期は、衣料の大量廃棄の問題がテーマ。リメイクによって服を生まれ変わらせて、「今日にも着たい1着」をつくりました。ワークショップと公開制作(リメイク)を通して、服と関係を考え直す時間が生まれています。
11月12日(土曜日)
前回につづき、新作に取り組みます。アトリエで途中までつくってきた布に、続きのプリントを進めます。水色の染料をつかった染色も始まりました。
後半に入ったころ、三橋さんがミシンの準備を始めました。アトリエから持参した生地を、筒状に塗っていきます。一方の端を織り込んでゴムを通し、長いスカートのような形になりました。平らな布から、立体的な服が、少しずつ生まれています。
次回11月19日(土曜日)は、公開制作最終日です.
10月23日(日曜日)
新しい作品に取りかかります。飛田さんが取り出したのは、夏のワークショップのときに参加者が置いていった試し刷りの布。プリントしたかたちが重なったり、こすられたりして、布全体に染料が散らばっています。
「プリントするうえで、やってはいけないことをやっている」「でも格好いい」「ぼくらが長く続けていて当然になっているルールから自由」
ここからアイデアを引き出しながら、実際に手を動かして生地をつくっていきます。
公開制作室の奥に張った布には、筆をつかい、直接黒の染料をのせていきました。水墨画のような静謐な風景が生まれました。
白い布の上には、型紙をのせてプリントします。古着の上にも。普段は禁じている、あの布を使った人ならば選ぶであろうやり方で。
実験が続きました。
9月25日(日曜日)、10月8日(土曜日)
古着のリメイクが続きました。公開制作室にリメイク服が増えていきます。
9月10日(土曜日)、11日(日曜日)
美術館で集めた古着に、メンバー4人がプリントを加えていきました。
実はこれは8月のワークショップの前から少しずつ進めていた作業でした。
丸のパターンを中心に、それぞれの服に合わせて、プリントを重ねていきました。
8月21日の公開制作
8月28日の公開制作
8月27日(土曜日)・28日(日曜日)
「エピソード付き大人編」(8月27日・28日)では、型紙も参加者が自分で作りました。服の思い出や、どのような服にしたいか、服の特徴などについて、いろいろ話し合い、型紙をつくっていきます。翌日に型紙を切り抜き、プリントしました。仕事のときに気持ちがあがる服、くつろげる服、自分が好きになる服。それぞれに本当にステキな服でした。
8月20日(土曜日)、21日(日曜日)
8月後半はワークショップを開催。
タイトルは「今日にも着たい服をつくろう」。参加者が持参した服に、新たにプリントを加えて、「サイコーの1着」に生まれ変わらせます。
「子ども編」(8月20日)、「ティーンズ編」(8月21日)では、スポークンワーズプロジェクトの型紙を使ってリメイクしました。たくさんあるアーカイブのなかから好きなものを選んで、配置と色を決めて、プリントしていきます。思いがけないデザインの服がたくさんできていました。
8月20日の子どもワークショップの様子です
8月21日のワークショップの様子です
7月23日(土曜日)
スポークンワーズプロジェクトの公開制作が始まりました。
今日はスタジオから机や道具類を運び込み、あっという間に居心地のよい空間をしつらえました。
さっそく作戦会議です。
次回は8月のワークショップで、公開制作は9月から本格始動となります。
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