山口啓介公開制作プロセス
最終更新日:2020年1月8日
公開制作76 山口啓介「メタモルフォセス」の制作プロセスをご紹介します。
7月19日(金曜日)
画材や道具の搬入を終え、床面に大きな紙を敷いて白い塗料を一面に塗布しました。いよいよ制作が始まります。
床の中央で描き始める準備が整いました。
壁には紙に描いた作品がかけられています。
7月20日(土曜日)
画面の左側からアクリル絵の具をヘラで塗りつけていきます。
青、黄緑、濃紺の絵の具が使われます。
壁際には小品も飾られています。
7月21日(日曜日)
画面の左側にも絵の具が塗られ始めました。画面全体が絵の具で覆われていきます。
塗られた面積が広がってきました。
山口さん自身が、絵の中に入って描きます。
7月23日(火曜日)
背景らしき絵の具の広がりが鮮やかで観客の視線を引きます。
ガラス面にはカセットプラントもあります。
画面の絵の具の色が鮮やかです。
7月24日(水曜日)
画面の左側に、4つの峰のある山の形が描かれました。水面に浮かぶ島のようです。
白い絵の具を塗っていきます。
ガイドスタッフに説明する山口さん。
7月25日(木曜日)
着々と制作が進行していきます。夏のためか青い色が、涼しげでさわやかに感じられます。
描く際に用いられる、筆や刷毛、そしてヘラ。
制作途中の室内の様子。
11月9日(土曜日)・10日(日曜日)
絵の中に入って左側の白い島のような形を中心に描きこみを進めます。
島のような形の中に模様を描きます。
手前のカセットプラントも成長しています。
11月13日(水曜日)
緻密に筆を入れ、全体の描きこみも進みます。画面の密度が高まってきます。
集中して描き続ける山口さん。
白地に空色で模様を描いていきます。
11月14日(木曜日)
左側の島のような形を描き終え、ふたたび別の形の新たな下書きに取り組みます。
左側を描き終え、新たな形をイメージします。
4つの峰のある島か船のようです。
11月15日(金曜日)
画面の右側に、左側と似た島か船のような白い形を描き始めました。
型紙を画面において位置を考えます。
白い絵の具で形を塗りました。
11月16日(土曜日)
作品の右側にも白い対象物があらわれ、画面のイメージに動きが出てきました。
公開制作室全体の様子。
空色で模様を描いています。
11月17日(日曜日)
右側の白いモチーフを中心に描きこみを続けます。作品全体が引き締まって感じられます。
細部の描きこみを続けます。
作品ついて語る山口さん。
11月21日(木曜日)
右側のモチーフを描きこみ、全体を調整して、作品が完成しました。
右側のモチーフも立体的になりました。
作品ができあがりました。
11月23日(土曜日・祝日)
ワークショップ「カセットプラントをつくろう」を行いました。創作室でカセットケースに乾燥した花や葉を入れ、ロビーのガラス面に展示しました。
ワークショップ終了後、床から完成作品をはがし、スタッフとともに奥の壁面に展示しました。上端を水貼りテープで補強してあります。
脚立に上ってガンタッカーで打ち付けます。
作品の展示が完成しました。
11月24日(日曜日)
アーティストトーク「メタモルフォセス」を開催しました。講座室でスライドを交えながら作品のコンセプトについて語りました。
マイクを手に語る山口さん。
プロジェクターで作品写真を投影。
11月25日(月曜日)
公開制作作家の学校派遣で府中市立府中第七小学校におもむき、4年生を対象に図工科授業「カセットプラントをつくろう」を行いました。
子どもたちに説明をする山口さん。
廊下の窓にカセットプラントの飾りつけをします。
11月28日(木曜日)
引き続き、府中第七小学校で「カセットプラントをつくろう」を行いました。みんなの感性が集まり、大きな作品が完成しました。作品は約1週間ほど展示しました。
乾燥させた花や葉を自分で選び、カセットに封入します。
完成したカセットプラントをみんなで鑑賞しました。
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