公開制作「ぐるぐるめぐる、傘の家」制作プロセス
最終更新日:2013年6月29日
4月20日(土曜日)公開制作初日「会場づくり」
まっ白い壁に、大胆に雨粒を描いていくHOUKO(ほうこ)さん。カサプロジェクト代表者で、今回の制作のリーダーです。外でも雨が降り出しました。
助手の佐藤さんと二人で、美術館で回収した傘を分解して、傘布を天井から吊るしました。明日から本格始動です。
4月21日(日曜日)カサプロジェクト説明、プチワークショップ
小雨が続く中、多くの
3時からは、キックオフミーティングを開催。カサプロジェクトのこと、サステナブルデザインのことなど、今回のプログラムの目的について簡単にお話し、参加者の皆さんと交流しました。
公開制作には、当日その場で参加できます。5月26日のみ、事前申し込み制のワークショップとなります。
また継続して制作に協力してくださる
4月28日(日曜日)公開制作「素材づくり」
快晴の日曜日。お昼前に調布エフエム放送の取材を受けました。
午後の「素材づくり」では、傘を分解して、傘布を水洗いし、アイロンがけをしました。
前回から続けて参加のカサメンバーを中心に、初めて訪れた参加者も、熱心に傘の解体に取り組みました。作業はぐんぐんはかどり、テラスは傘でいっぱいになりました。たくさん集まった傘を使って、これから大きな家を作っていきます。
次回の5月5日も、傘の分解体験ができます。
5月5日(日曜日・祝日)・6日(月曜日・振替休日)
傘の分解作業を行いました。つゆさき(傘の先にある留め具)を一つずつはずし、傘布と骨を分けていきます。布は水洗いして乾かしてアイロンがけします。生まれ変わった布は、公開制作室に色分けしてかけていきました。
ビニール、無地、そして色とりどりの模様の布。傘布に、これほどの変化があることにおどろきます。
展示替えの休館を挟んで、いよいよ傘の家づくりが始まります。
5月26日(日曜日)
事前申し込み制のワークショップです。小学校低学年の参加者が多く、針などを使う作業がうまくできるか心配していたのですが、本人たちの努力と保護者の
6月2日(日曜日)
傘の家づくりが始まりました。これまでの参加者や、ふらっと寄った親子連れ、小学生など、予想を越える多くの
ベテランさんによるミシン部隊も始動。作業がぐんとはかどりました。
6月8日(土曜日)・9日(日曜日)
傘の家づくりのつづきです。リピーターが多く、2作目、3作目が次々と誕生。わいわい楽しい、ものづくりの空間が生まれています。
おかげさまで、傘は250本ほどが集まり、十分に制作ができる素材が揃いました。宅急便で送ってくださった
注記 傘の回収は6月9日で終了しました。
6月15日(土曜日)・16日(日曜日)
傘の家を天井からつりました!
16日は、都立府中の森公園のイベント「CHU CHU HOLIDAY(ちゅうちゅうほりでい)」に参加予定でしたが、残念ながら雨で中止となりました。美術館内で、先週に引き続き、大きな家づくりを進めました。壁が出来上がってきました。
6月22日(土曜日)・23日(日曜日)
傘の家づくりもいよいよ最終段階に入りました。今回もたくさんの参加者でにぎわいました。
公園管理者さんの特別許可をいただいて、日曜日の午後3時から、都立府中の森公園の広場に引っ越しをしました。参加者で傘の家を運び、公園の木の間に設営しました。戸外で見る傘の家は、ぐんと大きくりっぱで、時折差し込む光を通して傘布が鮮やかに輝きました。参加者のみなさんは、自分の作ったところをみつけたり、傘の下で寝転んだり、楽しんでいました。
ご協力くださった皆さま、ありがとうございます。
次回29日土曜日は、傘の家を美術館でお披露目します。どうぞいらしてください。
また30日日曜日午後2時から、トークイベントを開催します。カサプロジェクトについて、またその背景にあるサステナブルデザインについて、専門家のお話をいただきます。
テーマ「サステナブルなものづくり」
場所 美術館講座室
参加無料 当日直接お越しください。
ゲスト 本田圭吾氏
(専門学校桑沢デザイン研究所 プロダクトデザイン専任講師、サステナブルデザイン国際会議 実行委員会委員)
お問合せ
このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。