公開制作68 谷山恭子
最終更新日:2021年12月29日
公開制作68 谷山恭子 「なぜその風景が面白いのか」
「Lat /Long Project」 2012年
インテリアや建築の断片を構成して風景を作り出す谷山恭子。
近年は歴史や生活、文化に踏み込んで、時には個人から物語を聞き取り、人々の記憶と場所が交差する「所在」として浮かび上がらせるプロジェクトや展示を精力的に手がけています。
今回の公開制作に先立って谷山は、府中市の住民にインタビューを行い、また市内を探索して気になった風景を写真に収めています。ここには、谷山が感応した、どこか懐かしい色や形、素材が散りばめられています。現在、作家は遠く離れたオランダにいて、府中の風景写真をトレースし、ドローイングを描きためています。
そして公開制作「なぜその風景が面白いのか」では、収集した建物や景観の部分を立体に作り直し、公開制作室の空間に置いていきます。くらしの中に隠れていた風景が、谷山恭子によって新たに生命を得ていくプロセスを、どうぞお楽しみください。
概要
「熱際」 2012年
会期
2016年7月16日(土曜日)から10月30日(日曜日)まで
休館日
毎週月曜日(7月18日、10月10日をのぞく)、7月19日(火曜日)、9月12日(月曜日)から30日(金曜日)まで
注記:10月9日(日曜日)は無料観覧日につき、企画展常設展ともに無料。
会場
府中市美術館 1階公開制作室
観覧無料
公開制作スケジュール
「ドローイング」 2016年
8月16日(火曜日)、17日(水曜日)、21日(日曜日)、23日(火曜日)、27日(土曜日)、28日(日曜日)
9月3日(土曜日)、4日(日曜日)、10日(土曜日)、11日(日曜日)
午前11時から午後5時まで
完成作品展示
10月1日(土曜日)から30日(日曜日)まで
午前10時から午後5時まで
関連企画
ワークショップ「お気にいりの風景を集めて、手のひらに乗せてみよう」
自分の気になる風景の写真を持ち寄り、その風景がなぜ好きなのかを考えます。写真から気になる色と形を取り出し、手のひらサイズの立体作品を作るワークショップです。
10月10日(月曜日・祝日) 午後1時30分から4時まで
対象:小学校4年生以上
定員:15名
費用: 300円(材料費)
講師:谷山恭子
申し込み方法:往復はがき、メール(bijyutu01@city.fuchu.tokyo.jp)に、住所、氏名、年齢、電話番号、返信用宛名を記入して、府中市美術館「風景ワークショップ」係へ。
谷山恭子プロフィール
谷山恭子
谷山恭子(たにやま きょうこ)
1972年愛知県生まれ、東京在住。
1996年武蔵野美術大学造形学部大学院修了。
近年は地域特有の歴史、生活、人々との出会いを生かしたアートプロジェクトやインスタレーション、パブリックアートを手がけている。「大地の芸術祭
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