公開制作65 パルコキノシタ
最終更新日:2021年12月29日
公開制作65 パルコキノシタ 「スウィート・ヒアアフター」
パルコキノシタは、1980年代末から、画家、イラストレーター、漫画家として、一貫してグラフィックな作品を手がけるとともに、ワークショップやパフォーマンスなど社会的アクションで、私たちの生きる時代と積極的に関わり表現活動を行ってきました。2011年の東日本大震災以後、石巻や女川などの被災地へおもむいて支援活動を行い、震災にあった子どもからお年寄りまで、全ての方々とワークショップを通じて交流する活動を続けています。そうした体験から私たちの社会にも思いをめぐらします。甘い来世を意味する「スウィート・ヒアアフター」には、過酷な体験が忘却され、ファンタジーとなって私たちの記憶が変えられていくプロセスへの抵抗が込められています。ファンタジーの中にリアルを残すことが、アーティストの仕事ともいいます。ときに奇抜でありながらも、ペーソスのあるユーモアを失わず、逆説的にしか示せない社会の隠された真実を浮かび上がらせるパルコキノシタ。震災から4年にして、私たちが生きる「いま」を静かに問いかけます。
会期
2015年7月18日(土曜日)から11月3日(火曜日・祝日)まで
休館日
月曜日(7月20日、9月21日、10月12日をのぞく)、7月21日(火曜日)、8月31日(月曜日)から9月11日(金曜日)まで、9月24日(木曜日)、10月13日(火曜日)
時間
午前10時から午後5時まで
主催・会場
府中市美術館 1階 公開制作室 (観覧無料)
協力
新宿眼科画廊
パルコキノシタ《幽霊でもいいから》2012年
制作スケジュール
パルコキノシタ《帰郷》2012年
日程
7月25日(土曜日)・30日(木曜日)、8月4日(火曜日)・11日(火曜日)・12日(水曜日)・15日(土曜日)・16日(日曜日)・30日(日曜日)、9月13日(日曜日)、10月11日(日曜日)・12日(月曜日・祝日)・25日(日曜日)
時間
正午から午後5時まで
展示
完成した作品は会期末まで公開展示します。
ガイド
9月13日(日曜日)以降の午後1時から5時まで、当館普及員によるガイドあり。
注記:予定はやむを得ない事情で変更になる場合があります。
ワークショップ「トンネル閉じて開かれる夢の世界を見てみよう!」
ワークショップ「かぶりもの大行進!」瀬戸内国際芸術祭2013
日時
9月13日(日曜日)午前10時半から午後3時まで
場所
市民ギャラリー
対象・定員
小学生以上30人
費用
無料
内容
段ボールで秘密のトンネルを作り、自由に遊びます。
講師
パルコキノシタ(公開制作作家)
申込方法
9月3日(木曜日)まで(当日消印有効)に、往復はがき(1人1枚)に住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、返信用あて名を記入して、当館「トンネル」係へ/電子メールも可/応募多数の場合は抽せん
アーティストトーク「スウィート・ヒアアフターをめぐって」
子どもたちとワークショップを行うパルコキノシタ
日時
10月25日(日曜日)午後2時から
場所
講座室
費用
無料
出演
パルコキノシタ(公開制作作家)、聞き手:武居利史(担当学芸員)
参加方法
当日直接会場へ
パルコキノシタ プロフィール
桜3.11学校プロジェクトでのワークショップ(石巻市立石巻小学校)
1965年徳島生まれ。現代美術家、漫画家。小中高の教師を経てイラストレーターに転向、月刊漫画ガロで漫画家デビュー。 小学生対象のワークショップや、ヴェネチアビエンナーレ、ドクメンタの国際展でゲリラパフォーマンスを行うなど、軽いフットワークと柔らか頭で世界を突進中。教育と美術の研究も。会田誠、小沢剛、有馬寿久、大岩オスカール、松蔭浩之とともに昭和40年会のメンバーである。
公開制作65「パルコキノシタ スウィート・ヒアアフター」ちらし
「パルコキノシタ スウィート・ヒアアフター」ちらし表 (PDF:27,756KB)
「パルコキノシタ スウィート・ヒアアフター」ちらし裏 (PDF:11,859KB)
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