公開制作87 今井俊介
最終更新日:2024年1月19日
今井俊介公開制作
Shunsuke Imai Open Studio 2023.7.22-11.26
《untitled》 2017年 作家蔵
今井俊介(いまいしゅんすけ/1978年生まれ)の軽やかで鮮やかな絵は、一度見たら忘れられません。パソコンで加工した下図を用いた構成は、人工的な計算式を想起させます。一方で、アクリル絵具を調色してフリーハンドで彩色された画面には、画家の熟練した手わざと温もりが感じられます。デジタルと手仕事、現実と虚構、風景と抽象、アートとデザインなど、さまざまな概念や領域を自在に行き来する今井の創作のあり方は、私たちが生きる現代社会を投影しているかのようです。ストライプをはためかせドットの穴を通り抜けるさわやかな風は、画面の前の鑑賞者の感覚を開いてくれるでしょう。
公開制作では、今井がふだんスタジオで行っている作業をそのままに、絵を描き進めていきます。夏から秋にかけて季節と共に変化する画家の熱量の移り変わりを、そして絵画の完成までのプロセスを、どうぞその肌で感じ取ってください。
会期
2023年7月22日(土曜日)から11月26日(日曜日)
時間
午前10時から午後5時
休館日
月曜日(9月18日、10月9日は開館)、9月4日(月曜日)から15日(金曜日)、9月19日(火曜日)、10月10日(火曜日)
場所
府中市美術館1階 公開制作室
観覧料
無料
公開制作日時
いずれも正午から午後5時まで
7月22日(土曜日)、23日(日曜日)
8月6日(日曜日)、27日(日曜日)
9月3日(日曜日)、17日(日曜日)、23日(土・祝日)
10月7日(土曜日)、21日(土曜日)、22日(日曜日)
11月4日(土曜日)、12日(日曜日)
*上記以外にも来館し制作する予定です
「絵画の現在」展示風景 2018年 府中市美術館 撮影:岡野圭
トークとワークショップ「イマシュンさん、公開制作の調子はいかがですか?」 【先着順】
前半を振り返っての報告会と、今井俊介の絵を追体験するミニワークショップです。
トークとワークショップはそれぞれに参加できます。
日時 9月2日(土曜日)午後2時から トーク/午後3時から午後4時まで ワークショップ
場所 府中市美術館1階 公開制作室・創作室
定員 24名(先着順、当日会場まで) 注記:トークとワークショップはそれぞれに参加できます
費用 無料
講師 今井俊介氏(画家)
ワークショップ「イマシュンと一緒に風景画を描こう!」 【締め切りました】
今井俊介の絵づくりの秘密にせまるワークショップ。身の回りに見えるものの部分を切り取り、拡大して色をあてはめ、絵を描きます。
日時 9月30日(土曜日)午後1時から4時まで
場所 府中市美術館1階 創作室
対象 小学4年生以上(一般の方も歓迎です)
定員 12名 注記:申込み多数の場合は抽選となります
費用 300円(材料費)
講師 今井俊介氏(画家)
◆申込方法 *応募者多数の場合は抽選
◇往復はがきでのお申込み
往復ハガキ(1人1枚)に住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、
返信用宛名を記入して当館「風景画を描こう」係へ。
(府中市美術館:〒183-0001 東京都府中市浅間町1-3)
アーティストトーク【予約は不要です】
約4ケ月の公開制作を振り返るとともに、画家千葉正也と絵画を描くことや状況について、意見を交わします。
日時 11月25日 午後2時から
場所 府中市美術館1階 講座室
定員 60人(予約は不要です。当日会場まで)
費用 無料
ゲスト 千葉正也氏(画家)
作品展示
11月18日(土曜日)以降は、完成作品と近作を展示公開します。
11月18日(土曜日)、19日(日曜日)、23日(木・祝日)、25日(土曜日)、26日(日曜日)の午後1時から午後5時までは、当館普及員によるガイドがあります。その他の時間はガラス越しにご覧になれます。
今井俊介(いまいしゅんすけ)
1978年福井県生まれ。2004年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。ストライプや水玉の布の模様を描いた絵は、具象であり抽象でもあることで、現実の空間と絵画の空間をリアルにつなげる。現代的な色彩とデザイン感覚も魅力。
2018年に当館で開催したグループ展「絵画の現在」に参加。2022年に個展「今井俊介 スカートと風景」が丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川)で、2023年に新作を加えた同名の個展が東京オペラシティアートギャラリー(東京)で開かれる。作品は東京都現代美術館、福井県立美術館等に収蔵されている。
公開制作87 今井俊介 チラシ
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このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。