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公開制作71 原倫太郎

最終更新日:2021年12月29日

公開制作71 原倫太郎 「回転から、はじまる」

画像 上昇と下降
原倫太郎《上昇と下降 Ascending and Descending》2016年 Ayumi Gallery Cave Photo: Shin Yamasaki

(はら)倫太郎(りんたろう)は、「動く」作品を作っています。空間の中でモノが回転したり、反復したりといった単純な運動をくり返すことで、作品は光と影によって微妙な表情を見せます。近年は、室内に張りめぐらしたテグス糸の上を、複数の球がゆっくりと同時に転がり、重力によって下降していく繊細な作品を発表しています。白い壁のギャラリーだけでなく、民家などに設置することもあり、三次元空間の特性を引き出します。動く物体とすでにある環境が響きあい、ユニークなインスタレーションの体験が生まれるのです。原の作品はモーターなど電気的動力を用いるため、20世紀に盛んとなったキネティック・アート(動く美術)の系譜を引き、今日でいうメディア・アート(電子機器等の先端テクノロジーを用いた芸術)に含めて考えることもできます。原はコンピュータによる作品も手がけますが、機械によってモノが動き、空間が変容することへの素朴な驚きが大きな魅力となっています。公開制作によって空間がどのように変わるのかをお楽しみください。

企画概要

会期

2017年7月15日(土曜日)から10月22日(日曜日)

休館日

月曜日(祝日をのぞく)、7月18日(火曜日)、8月28日(月曜日)から9月8日(金曜日)、9月19日(火曜日)、10月10日(火曜日)

開館時間

午前10時から午後5時

会場

公開制作室(観覧無料)

制作日時

7月16日から9月10日までの毎週日曜日(9月3日をのぞく)、7月17日(月曜日・祝日)、8月12日(土曜日)正午から午後5時
注記1:作品の完成後は展示
注記2:9月9日(土曜日)以降の土曜日・日曜日・祝日の午後1時から5時までは当館普及員によるガイドあり

ワークショップ「ファンタスマゴリア」

日時

9月24日(日曜日)午後1時から4時

場所

創作室・講座室

対象・定員

小学生以上20人(抽せん、ただし期日に達しない場合は定員になるまで募集します)

費用

500円(材料費)

内容

自分の身体や絵を影絵にして回転させて楽しむ

講師

原倫太郎(美術家)

申込方法

9月14日(木曜日)まで(当日消印有効)に、往復はがき(1人1枚)に住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、返信用あて名を記入して、当館「ファンタスマゴリア」係へ(電子メール可)

アーティストトーク「動きと変換」

日時

10月15日(日曜日)午後2時から

場所

講座室

費用

無料

内容

作家が自分自身の作品とコンセプトについて語る

出演

原倫太郎(美術家)

参加方法

当日直接会場へ

原倫太郎(はら・りんたろう)

1973年神奈川県生まれ。1997年東京造形大学デザイン学科卒業。2000年Sandberg Institute Fine Arts Department修士課程修了(オランダ)。「動きと変換」による繊細でユニークな作品を制作する。受賞に、キリン・コンテンポラリー・アワード’96奨励賞、第7回岡本太郎記念現代芸術大賞展特別賞、第11回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門奨励賞(原游と共同)。近年の個展に、2011年AYUMI GALLERY「Switching Shuttle」、2016年AYUMI GALLERY CAVE「上昇と下降 Ascending and Descending」。近年のグループ展に、2014年レイキャビック美術館「Synthesis」(アイスランド)、2015年ジーゲン現代美術館「WIE RAUM WIRD」(ドイツ)、「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」、千葉市美術館プロジェクトルーム「ファンタスマゴリア-千葉をうつす影-」、2016年ワシントン・ウェスタン大学「HOW SPACE TURNS」(アメリカ)、川崎市岡本太郎美術館「鉄道美術館」、浜田市世界こども美術館「体験型現代美術スペースアート展」、「するがのくにの芸術祭 富士の山ビエンナーレ2016」、2017年「北アルプス国際芸術祭」など。出版に、2006年『匂いをかがれる かぐや姫~日本昔話Remix~」、2008年『背面ストライプの浦島太郎 日本昔話Remix2』(原倫太郎文/原游絵/翻訳ソフト訳、マガジンハウス刊)。

関連情報

公開制作プロセスの様子を見ることができます。

原倫太郎と(はら)(ゆう)の二人の作家は共同でも活動をしています。

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このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。

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