このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  1. 現在のページ
  2. 府中市美術館
  3. 展覧会
  4. これまでの企画展
  5. フィンランド独立100周年記念 フィンランド・デザイン展


サイトメニューここまで
本文ここから

フィンランド独立100周年記念 フィンランド・デザイン展

最終更新日:2017年10月10日

オイバ・トイッカのオブジェ
 

オイバ・トイッカ オブジェ《バード リーヒポッロ(フクロウ)》1997年 フィンランド・デザイン・ミュージアム蔵
(C)Designmuseo Photo:Chikako Harada

日本で愛される理由

 マリメッコの生地、イッタラやアラビアの食器、アアルトの家具……フィンランド生まれの日用品は、日本で本当に人気です。今では日本人の暮らしにとけ込んでいると言ってもよいかもしれません。なかにはフィンランドのものとは知らずに使っている(かた)もいらっしゃることでしょう。では、なぜ遠く離れた国フィンランドのデザインが、これほど私たちの心をとらえるのでしょうか。

 フィンランド・デザインの核心にあるもの、それは「人間と自然との調和」の理念です。天然素材を活かすことはもちろん、例えば、木の葉型の木皿(きざら)《レヘティ》、しずくをイメージしたガラス器《カステヘルミ》など、デザインの中心には自然があります。極寒(ごっかん)の冬や夏の白夜など、時に厳しい環境の中でも、森の恵みを大切にして生きるフィンランドの人々の生き方そのものとも言えるかもしれません。実は、こうした人と自然の調和を重んじる自然観は欧米諸国では珍しく、むしろ私たち日本人の伝統に親しいものでしょう。

 さらに、「すべての人の生活、社会に寄り添うデザイン」を目指した日用品は、流行に左右されることなく人々の日常を彩り、長く愛され続けています。家族とともに年を重ねるアアルトの家具、食卓を楽しく飾るカイ・フランクの食器、赤ちゃんからおばあちゃんまで似合うマリメッコのドレス。私たちは、デザインを通して、目の前の生活、ささやかな幸せを大切にするフィンランドのライフスタイルに触れ、憧れを(いだ)いているのかもしれません。

 フィンランド独立100年を記念する本展では、19世紀末の工芸品から今日(こんにち)第一線で活躍するデザイナーまで、フィンランド・デザインの歩みのすべてをご覧いただきます。実際に名作の椅子に座れるコーナー、気軽にご参加いただけるミニワークショップなど、楽しい企画もご用意しております。緑豊かな都立府中の森公園に立地する美術館で、フィンランドの暮らしを感じていただければ幸いです。

展覧会概要

会期

2017年9月9日(土曜日)から10月22日(日曜日)

休館日

月曜日(9月18日、10月9日をのぞく)、9月19日、10月10日

開館時間

午前10時から午後5時(入場は4時30分まで)

観覧料

一般900円(720円) 高校生・大学生450円(360円) 小学生・中学生200円(160円)

注記:10月8日(日曜日)は開館記念無料観覧日です。当日は混雑が予想されます。混雑時には入場制限を行いますので、あらかじめご了承ください。
注記:( )内は20名以上の団体料金、前売り料金。
注記:前売り券は、9月8日まで府中市美術館、セブン-イレブン、ローソン、ミニストップなどで販売します。
注記:未就学児および身体障害者手帳等をお持ちの方は無料。
注記:常設展もご覧いただけます。
注記:府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料。

主催など

主催:府中市美術館、日本経済新聞社
後援:フィンランド大使館、フィンランドセンター
特別協力:フィンランド政府観光局、日本フィンランド協会、アルテック、イッタラ(フィスカース・グループ)、スキャンデックス、タトル・モリ エイジェンシー、マリメッコ社、ルック
協力:フィンエアー、フィンエアーカーゴ
協賛:大伸社
企画協力:キュレイターズ

マイヤ・イソラ 生地《ウニッコ(ケシの花)》
1964年 個人蔵 (C)Marimekko

                                トーベ・ヤンソン 原画 ぬりえ帳表紙『ムーミンとはさみとのり』
                                ムーミンキャラクターズ社蔵 (C) Moomin Characters TM

展覧会チラシ

※チラシの交通案内に、一部誤りがありました。正しくは、武蔵小金井駅南口からは「一本木経由」もしくは「学園通り経由」、国分寺駅南口からは「東八道路経由」のバスをご利用ください。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader が必要です。お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。 Get Adobe Reader

お問合せ

このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。

本文ここまで
以下フッターです
Copyright (c) Fuchu Art Museum. All rights reserved.