市制施行60周年記念 生誕200年 ミレー展 愛しきものたちへのまなざし
最終更新日:2014年10月29日
《子どもたちに食事を与える女(ついばみ)》
《農民の家族》
府中市制施行60周年記念 生誕200年 ミレー展 愛しきものたちへのまなざし
《落ち穂拾い、夏》
ジャン=フランソワ・ミレー(1814-75)は、19世紀のフランスを代表する画家の一人です。大地に根ざし働く農民の姿をありのままに描き出しつつ、宗教画にも通じるような荘厳な絵画を作り上げました。
日本でも、ミレーは明治時代から非常に人気があります。私たちは、その作品に他の西洋絵画の名作にはない親しみと共感を覚え、心のより深いところで感動を抱いてきたように思います。なぜ、ミレーは日本人の心を強く捉えるのでしょう?
その理由は、作品の中に、文化や人種の違いを超えた普遍的なものを見出すことができるからではないでしょうか。日々の労働を慈しむ気持ちや、故郷を愛する心、身の回りの人々に対する慈愛……実は、これこそがミレーの芸術の根幹を成しているものです。西洋絵画の伝統やキリスト教の思想に深く根ざしたミレーの作品ですが、異なる文化や風土で暮らす私たちの心にも響く魅力があるのです。
このたびの展覧会では、人が誰しも抱く温かな感情や心のひだに思いを寄せながら、ミレーの作品を捉え直します。切ないまでの望郷の念、9人の子供の父親としての愛情溢れる眼差しなど、国内外の優品約80点によって、ミレーの新たな一面を紹介します。
展覧会概要
《慈愛》
会期
2014年9月10日(水曜日)から10月23日(木曜日)
休館日
月曜日(9月15日、10月13日をのぞく)、9月16日(火曜日)、9月24日(水曜日)、10月14日(火曜日)
開館時間
午前10時から午後5時(入場は4時30分まで)
観覧料
一般1200円、高校生・大学生600円、小学生・中学生200円
注記:20名以上の団体料金は、一般960円、高校生・大学生480円、小学生・中学生160円
注記:観覧券はセブン-イレブン[セブンコード:032-745]、ローソン[Lコード:38727]、ミニストップ[Lコード:38727]でも販売しています
注記:未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料
注記:企画展観覧料で常設展もご覧いただけます
注記:府中市内の小・中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料
注記:入場者多数の場合は入場制限をいたしますのでご了承ください
注記:会期中は混雑が予想されますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。当館までの交通案内はこちら
10月5日(日曜日)は、「市民文化の日」(府中の森の文化まつり)無料観覧日です
主催など
主催:府中市美術館
協力:テレビ朝日
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
企画協力:ホワイトインターナショナル
《種をまく人》
20分スライドレクチャー
展示されている作品について、当館学芸員が解説します。
9月14日(日曜日)、9月28日(日曜日)、10月5日(日曜日)、10月12日(日曜日)
午後2時からと3時からの1日2回、講座室にて開催します。聴講は無料です。
展覧会講座
各回とも講座室で開催します。聴講は無料です。
親密な画家ミレー 講師:井出洋一郎(当館館長)
9月20日(土曜日)午後2時から
ミレーと19世紀の画家たち 講師:音ゆみ子(当館学芸員)
10月18日(土曜日)午後2時から
お問合せ
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