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有島武郎『生れ出づる悩み』出版100年記念 青春の苦悩と孤独を歓喜にかえた画家たち:木田金次郎展

最終更新日:2018年9月1日

作品画像  夏の岩内港
《夏の岩内港》 1960年 木田金次郎美術館蔵

 近代日本を代表する文学者のひとり、有島武郎(たけお)(1878~1923)の小説『生れ出づる悩み(うまれいづるなやみ)』は、1918年に発表され今年で出版100年を迎えます。そこには、小説家「私」と青年画家「木本」の出会いと交流、そして互いが抱える創作の苦しみが綴られています。

 この小説のモデルとなったのが、北海道の画家・木田金次郎(1893~1962)です。有島と木田は、1910年に札幌で出会い交流を重ねました。そして、有島は木田の姿に触発されて一編の小説をまとめ、一方、木田は有島から薫陶(くんとう)を受けながら絵画の道を進んでいきます。

 木田は有島から、生まれ故郷であり地方の漁村である北海道・岩内で活動することを強く勧められました。1954年には、それまで描いた1500点あまりの作品を大火で失いますが、これ以降も同地で制作を続けます。にぎわう漁港や波しぶく岩場を、奔放な筆遣いと鮮烈な色彩でとらえた岩内の景色は、この地で過ごした木田だからこそ描きえたものでしょう。
 この展覧会では、画家・木田金次郎の生涯を80点の作品によりたどります。さらに、小説家・有島武郎(たけお)、『生れ出づる悩み(うまれいづるなやみ)』に触発された北海道の若手美術家、福井で炭焼きをしながら描き続けた孤高の画家・渡邉(すなお)らの作品をあわせて紹介します。苦悩と歓喜に彩られた、芸術家たちの創造の軌跡をご覧ください。

展覧会概要

会期

2018年7月21日(土曜日)から9月2日(日曜日)まで

休館日

月曜日

開館時間

午前10時から午後5時(展示室入場は午後4時30分まで)

観覧料

一般700円(560円)、高校生・大学生350円(280)円、
小学生・中学生150(120)円
注記:( )内は20名以上の団体料金。
注記:未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料。
注記:府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」提示で無料。
注記:『木田金次郎展』観覧料金で常設展もご覧いただけます。

主催

府中市美術館、有島武郎・木田金次郎プロジェクト実行委員会(ニセコ町・有島記念館、岩内町・木田金次郎美術館)、
巡回企画展「出版100年記念 有島武郎(たけお)生れ出づる悩み(うまれいづるなやみ)』と画家・木田金次郎」実行委員会

協力

有島記念館友の会「土香る会」、平成の「生れ出づる悩み」実行委員会

助成

一般財団法人地域創造

注記:展覧会図録は完売いたしました。予想を上回る多くの方にお求めいただき、今回やむなく完売に至った次第です。誠に申し訳ございませんが、ご入手いただけなかった方々に心よりお詫びを申し上げます。

ギャラリートーク

「有島武郎と木田金次郎」

伊藤大介(有島記念館 主任学芸員)、岡部 卓(木田金次郎美術館 学芸員)
7月21日(土曜日)午前11時から
8月5日(日曜日)午後2時から
(いずれも約40分)
当館2階 企画展示室(観覧券が必要になります)

20分スライドレクチャー

7月29日(日曜日)、8月12日(日曜日)、8月26日(日曜日)、9月1日(土曜日)
午後2時
当館1階 講座室 無料

中学生のためのヴァイオリン・コンサート

川畠成道(ヴァイオリン)
8月4日(土曜日) 
午後3時(約50分)
当館1階 エントランス

展覧会講座

「それぞれの『生れ出づる悩み』 有島武郎と木田金次郎」

鎌田 享(当館学芸員)
8月18日(土曜日)
午後2時から(約90分)
当館1階 講座室(無料)

展覧会チラシ

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このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。

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