アートサイト府中2010 いきるちから
最終更新日:2010年11月12日
開館10周年を迎えた府中市美術館が、未来に向けて放つ展覧会です。本展では「生きていること」の素晴らしさに気づかせてくれる3人の作家を紹介します。日本では、厳しい経済状況が続くなか、生活の現状や将来に多くの人々が不安を抱き、若者のあいだにも「生きづらさ」を訴える声もよく聞かれます。また私たちの生きる場としての地域の変容も問題になっています。
人が生きる真の姿とはどのようなものでしょうか。ときに滑稽であり、残酷であるかもしれません。しかし、そのありのままの姿こそ美しく、かけがえのないものともいえるのではないでしょうか。人が生きる根源の姿を見つめ、生命の輝きを伝える作品たちから、生きることの勇気をもらうことでしょう。
これまでの美術館の活動の関わりから選ばれた作家たちの作品が、美術館を飛び出します。会期中、館内で関連プログラムを行うとともに、まちなかでのサテライト展示やスタンプラリーも行います。美術館で作品にひたるもよし、街を歩いてリフレッシュするもよし、イベントで人々とふれあうもよし。美術館と街、人をつなぎ、生きる原点を見つめ直すプロジェクトです。
出品作家
大巻 伸嗣(おおまき しんじ)
流転する生命の身体感覚を呼びさますインスタレーション
木下 晋(きのした すすむ)
劇的な人生の肖像を克明に鉛筆で描きだす絵画
菱山 裕子(ひしやま ゆうこ)
日々の生活から飛びだした人物たちが舞う立体
会期・時間
2010年12月2日(木曜日)から2011年3月6日(日曜日)
午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(1月10日をのぞく)、12月24日(金曜日)、1月11日(火曜日)、年末年始(12月29日から1月3日まで)
観覧料
一般600円、高校・大学生300円、小・中学生150円
注記:20人以上の団体料金は、一般480円、高校・大学生240円、小・中学生120円
注記:未就学児および障害者手帳等をお持ちの
注記:市内の小・中学生は「学びのパスポート」で無料
主催・協力
主催
府中市美術館
協力
金沢美術工芸大学、武蔵野美術大学、専門店街フォーリス、NPO法人アートプロジェクトTAMA
館内イベント
- アーティストトーク
- ワークショップ「鉛筆画をいかす―木下晋さんと描く」
- クリスマス・ワークショップ「Happy Ball Tree Christmas」
- クリスマス・ミュージアムライブ いちむじん
- 講座「生きづらい時代の切り札としてのアート」
- セルフガイド
まちなかイベント
菱山裕子 ・サテライト展示- いきるちからスタンプラリー
大巻伸嗣 《Memorial Rebirth》
アートサイト・サポーター募集
アーティストやスタッフといっしょにアートサイト府中を盛り上げてくれるアートサイト・サポーターを募集します。
その他
館内イベント、まちなかイベント、アートサイト・サポーター募集などの詳細は、「アートサイト府中2010 いきるちから」関連情報のページをご覧ください。
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お問合せ
このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。
大巻伸嗣「絶・景」2009 TWS Shibuya Photo by Shigeo Muto
木下晋「103年の闘争3」2003
菱山裕子「いない・いない・ばぁ」1996
