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青木野枝 霧と鉄と山と

最終更新日:2020年1月11日

青木野枝「霧と山」2019年 鹿児島県霧島アートの森展示風景
青木野枝「霧と山」2019年 鹿児島県霧島アートの森展示風景 撮影:山本糾  Courtesy of ANOMALY


 私には世界がこう見えている。
 でも、もちろん他の人は違う。
 みんな違うということを言っていきたい。   青木野枝

展覧会について

彫刻家・青木野枝は、大気や水蒸気をモティーフに、万物がうつろいゆくなかの生命の尊さをあらわしてきました。その彫刻は、鉄や石膏という固く重い素材を用いながら、周囲の空気をまとって、とても軽やかに見えます。

作品のほとんどが展示場所に合わせて作られ、展示が終わると解体されます。青木は、つくって、置き、崩す、を繰り返し、その営みのなかに自らの彫刻があると考え、実践しているのです。

近年は第40回中原悌二郎賞(2017年)を女性として初めて受賞し、また全国各地で個展を精力的に行っています。動き続ける青木野枝の彫刻の今を、どうぞ体感してください。

青木野枝「天蓋I」2017年
青木野枝「天蓋I」2016年 撮影:山本糾 Courtesy of ANOMALY

青木野枝の彫刻展 東京で待望の開催

流れる時間のなかでふりそそぎ、つもっていくもの。そして青木の代名詞といえる鉄。展覧会に題された「霧と鉄と山と」は、青木の彫刻の要素すべてを含むことばです。

府中市美術館では、この空間にあわせて構想した新作とともに、石膏を用いた「原形質」シリーズ、最初期の丸鋼で造形した彫刻など、青木野枝のエッセンスを集めた展示をご覧いただきます。

青木野枝略歴

青木野枝(あおき のえ)

1958年東京都生まれ。鉄板から切り抜いた形をつなげて広い空間に展開し、新しい彫刻のかたちを提案している。近年はガラスや石膏など新たな素材にも挑戦する。国立国際美術館(1995年)、目黒区美術館(2000年)、豊田市美術館・名古屋市美術館(2012年)、長崎県美術館(2019年)、鹿児島県霧島アートの森(2019年)など個展多数。越後妻有アートトリエンナーレ(2000年-2018年)、瀬戸内国際芸術祭(2010年)に参加。主な受賞に、第50回芸術選奨文部大臣新人賞(2000年)、第55回毎日芸術賞(2014年)、第40回中原悌二郎賞(2017年)。多摩美術大学客員教授。

青木野枝さん
青木野枝さん 撮影:砺波周平

展覧会概要


「青木野枝 霧と鉄と山と」

会期

2019年12月14日(土曜日)から2020年3月1日(日曜日)

休館日

月曜日(1月13日、2月24日をのぞく)、12月29日(日曜日)から1月3日(金曜日)、
1月14日(火曜日)、2月12日(水曜日)、2月25日(火曜日)

開館時間

午前10時から午後5時まで(入場は午後4半まで)

観覧料

一般700円(560)、大学生・高校生350円(280)、中学生・小学生150円(120)
注記:( )内は20名以上の団体料金 
注記:未就学児及び障害者手帳等をお持ちの方は無料
注記:常設展もご覧になれます 
注記:府中市内の中学生・小学生は学びのパスポートで無料

主催

府中市美術館

関連イベント

アーティスト・トーク  

12月14日(土曜日)、2月15日(土曜日) 
午後3時から 
企画展示室 予約不要
注記:企画展観覧料が必要です

鼎談「小さな同期会 大学時代の想い出話とこれからのことなど」 

青木野枝・安藤雅信(陶作家・現代美術作家・百草廊主)・伊藤誠(彫刻家)
1月11日(土曜日)
午後2時から
講座室 無料 予約不要

座談会「彫刻という幸いについて」

青木野枝・池内晶子(美術家)・小田原のどか(彫刻家・彫刻研究)・利部志穂(美術家)・窪田美樹(彫刻家)
2月23日(日曜日)
午後2時から
講座室 無料 予約不要

担当学芸員によるスライドトーク

12月21日(土曜日)、2月9日(日曜日) 
午後2時から2時30分まで 
講座室 無料 予約不要

さわって、感じる彫刻ツアー

午前11時から正午まで 
子ども編 1月26日(日曜日)  大人編 2月29日(土曜日)
企画展示室ほか 予約不要
注記:企画展観覧料が必要です

公式図録「流れのなかに ひかりのかたまり」


青木野枝さんの1981年からの活動を貴重な記録写真で振り返る作品集。音楽家の寺尾紗穂さんによるエッセイ、アトリエでの制作風景や展示設営のドキュメント、年譜などを収録し、彫刻を作ることと生きることに真摯に向かい合う一人の女性に迫ります。
写真家の長島有里枝さんによる書評で紹介されました(朝日新聞 2019年11月2日朝刊)。
当館のミュージアムショップで販売中です。
左右社刊 税抜き価格2000円

「求む!使いかけのせっけん」  作品に用いる石けんを募集します。<募集は終了しました>

青木野枝展・石けんの募集について

青木野枝は2000年代頭から、石けんを数百個積み上げた「立山」と題した彫刻を制作しています。使いかけの石けんには、つかった人の手あとや生活ぶりが刻まれています。それらを積み重ねることで、青木は名も知れぬ多くの人々の生命の記憶を集めようとしています。

石けんをお持ちいただいた方には、青木野枝さんサイン入りポストカードをプレゼントします。

募集内容

使いかけの石けん
・色、大小は問いません。
・石けんは乾かしてお持ちください。

受付期間

2019年11月1日金曜日から12月1日日曜日まで

受付場所

府中市美術館1階受付

受付時間

開館日の午前10時から午後5時まで

そのほか

郵送・宅急便での受け取りできかねますのでご了承ください。
11月5日、11日、18日、25日は休館日のため、受け付けができません。

混雑状況のご案内

下記の日程に、小学校の団体鑑賞が予定されています。
混雑が予想されますが、なにとぞご理解、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
時間帯 午前 10時から12時頃 午後 1時から3時頃
日程 
12月20日(金曜日) 午前
1月15日(水曜日) 午前
1月21日(火曜日) 午後
1月23日(木曜日) 午前
1月24日(金曜日) 午前・午後
2月13日(木曜日) 午前
2月21日(金曜日) 午後
2月24日(月曜日・祝日) 午前・午後

お問合せ

このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。

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